【やっちまった話】名も知らぬ駅で降りた結果、凍死しかけた

   


書いたか書いてないかは忘れましたが、私は通勤時間が長い。すごく長い。

そんなに長いと、それはまぁ色々なことが起こるわけで、本日はその中の一つのエピソードを書こうと思います。

少しフェイクが入るかも知れませんが、基本的に登場人物は私のみ。あまりフェイクを入れる意味はないかも知れませんね。

時は真冬。どんな理由かは忘れましたが、飲み会がありその帰り道。

いつも通り終電の各駅停車の電車に揺られ、延々と利根川を遡る形で、群馬を目指す電車。

社内はとても暖かく酔いも手伝い、乗車して直ぐに夢の中へ。こうなるといつもは、本来降りなければならない駅で降りられず泣く泣くタクシーで帰る。というミスをするのが定石なのだが、その日は違った。

突然、お告げがあったのだ。

「着いたよ!」

「最寄りに着いたよ!」と。

過去には、

最寄りについて、夢から目覚めたにもかかわらず、数秒起きるのが遅かったせいで、降りようとした直前でドアが閉まり、社内に同情と失笑を産み、本人は「全然大丈夫!気にしてないもん!」という雰囲気を作ろうとするものの、全然大丈夫じゃない雰囲気がにじみ出てしまいむせび泣く。という経験があったため、お告げがあった瞬間、電車から飛び降りた。

「今日はイケてる!」というよくわからない自信とともに降り立つ駅。

絶妙のタイミングで閉まるドア。

そして、夜の闇に向け消えゆく高崎線。。。

「さて、帰るか・・・・・」

「って、ここどこだよ!!!!!!!」

都会にお住みの皆様は想像もできないかも知れませんし、めっちゃ田舎(失礼)にお住みの方からすれば、「都会のもやしめ!本当の田舎はまだまだこんなもんじゃない!」と、私こと「群馬のもやし」を笑うかも知れませんが、その日に降りた駅、時間も時間なので本当になんもない(笑)

ここが東京の山手線内各駅の何れかであれば、どこにいたとしても、「漫画喫茶」「ビジネスホテル」「ファミリーレストラン」などの施設があり、終電を逃そうがなんとかなる。

ただ、今回ばかりは、何もない。スマホで調べても、「超怪しい・・・」というホテルしか最寄りの検索結果に現れず、途方にくれる。

ついでに、そこそこ大きな駅まで戻ろうとしても距離があり(田舎の一駅は長い)、タクシーを使ったらいくらになるか分からないし、たとえその駅に着いたとしても、安息の地がある保証は無いのだ。

ちなみに、タクシーで家まで帰るという選択肢はもっと無い。たかが何の変哲も無い飲み会で仮にここでタクシーで帰ってしまったら、超ハイコストの飲み会になってしまう。

おっさん連中しか参加していない飲み会に、例え自分の不始末だったとしても、トータルでそんなにコストがかかったという事実はあってはならないのである。絶対にだ。

「よし、歩くか!」

恐らく大半の人が意味がわからないと思いますが、

よく分からない駅で降りる。

電車はもうない。

泊まれる施設もない。

タクシーも呼べない。

となると、問題はいかに始発まで時間を潰すか。ということになる。

そんな時は、私はどうするか?

歩くのである。

群馬から参勤交代に江戸まで行った武士をリスペクトし(してない)、自動車という文明の利器が無い時代に思いを馳せ(馳せて無い)、ただただ、自分の古巣、群馬に向かって歩くのである。

北へ、北へ。

思い起こせば、今回はきちんと群馬の最寄駅に帰る「高崎線」に乗車し、神のお告げ or 悪魔のささやきにより、よく分からん駅に降りる。という愚行を起こした私だが、ふと過去を思い出せば、以前は、もうスタートから間違えていたことがあった。

愚か者が栃木に爆誕した話

結論から言えば、

高崎線だと思って乗った電車が、まさかの宇都宮線だったのである。

ここで、関東の地理や路線に詳しくない方向けに簡単に説明すると、高崎線と宇都宮線は、途中の埼玉県の「大宮駅」までは、仲良く同じ路線で行くものの、そこから、

「お前は、群馬だな、頑張れよ!!」

「お前は、栃木だな!頑張れよ!!」と、

それぞれの故郷から東京に出稼ぎに来ていた人間が、大宮駅で、互いのこれからの活躍と健勝を祈るエールを交換し、それぞれの目的に向かうべく別れるのである。

群馬が左、栃木が右。

そんな、宇都宮線に乗り込み(本人は高崎線だと信じている)、爆睡。

車内から流れる「次は終点」のアナウンスを目覚ましに「今回も乗り過ごして高崎かぁ」と思っていたら、まさかの餃子のメッカ、「宇都宮」だったのである。

その際も途方にくれた。

「全くもって意味がわからぬ」と。

宇都宮駅はでかく、当然、漫画喫茶などの施設もあったと思うが、駅を出てすぐに、キャッチのお兄さんに肩を抱かれ、

「お兄さぁん!終電なくなっちゃったね!!ウチ朝までイケルよ!」と、

気さくに声をかけていただいたのだが、

見ず知らずの男に肩を抱かれる趣味もなければ、そこまでグイグイくるキャッチに対する恐怖から、

「宇都宮ヤバイ」という気持ちになり、これまで田舎者同士として、親近感があったが、群馬のキャッチの方がまだ良いと、遠く故郷の空を懐かしみながら足早に立ち去ろうとしたものの、やはりそこは田舎。

東京のように、行っても行ってもひたすら都会。という街ではないため、直ぐに住宅街へと出てしまい、結局その日も。

「よし、歩くか!」という結論になり、優秀な秘書(スマホ)に、明日の電車を聞いたところ、「一旦大宮まで戻れ」という答えを得、膝から崩れかけるのをなんとか堪えて、宇都宮から遠く、大宮の地に向けて出発したのだった。

懐かしい・・・

結局その時は、途中で雨が降りだし、コンビニで傘を調達。調達したら雨が止み、幻滅。道中腹痛となり、赤信号点滅。運良くコンビニがあり、夜間歩行で貫徹。

とまぁ、いい感じに韻を踏んだのはいいとして、当時の思いでとしては、いい感じにライトアップされた神社を発見し、この「夜のピクニック」の安全を祈願するなど、ほっこりイベントをこなしつつ、歩き続けたのでした。

※夜のピクニックは面白いから、読んでみてください。GWにでも

もちろん、歩いたといっても、朝までに本当の最寄り駅に着いたり、大宮駅に着いたりするわけではないです。

駅にして、3駅前後の距離を、出来るだけ歩く。それだけです。

だいたい、何の意味も無いのですが「少しでも目的地方面に寄っておこう」という心境です。まぁ、意味がわからない。ですよね。私もです。

酔ってなければできない行為ですし、そもそも酔ってなければ、そんな間違いはしないのです。

3駅前後といっても、一駅一駅の感覚が馬鹿みたいに長い田舎は、1区間歩くだけでも1時間とかかかったりします。また、道を間違えるリスクもありますし、職質もされます(笑)

歩く用の靴でもないので、最後の方はボロボロになるんですよね。

また、記載した通り、夜通し歩いていると、そこそこ色々なイベントが発生するもので、雨が降ってきたり、超真っ暗な道があったり、何でこんな時間にこんな清楚なマダムが犬の散歩をしていたり(犬、眠いでしょうに・・・)、近づいたら人体実験の材料にされるのでは?という風貌の施設がポツンと建っていたり、辺り一面墓地だったり、いい感じにライトアップされた神社にお参りをしたり、いい感じにライトアップされた工場を見てテンションが上がったり、マックで休憩しようとしたらそのまま爆睡したり、深刻そうな顔をした30代くらいの人に、辺りは畑しかない場所で道を聞かれたり(ちなみに超怖い)、と、色々なイベントが発生します☆

どうですか?楽しそうでしょ(苦笑)?

真冬の夜間行軍は、駅に着いてからが地獄

話を元にもどしますが 、名もなき駅で降りた日は真冬。もはやお決まりとなった、スマホでの周辺検索を行い、めぼしい施設がなく、タクシーを使って大き目の駅に行くことも絶望的であることを悟り、結局はその日も、目指すべき駅を確認し、夜間行軍がスタートしました。

その日は、寒い以外にあまり特筆することがなく、途中休憩するコンビニで水分を調達しますが、寒いせいでトイレが近く、苦労した以外に記憶がありません。あ、あった。職質されました(笑)

「●●駅を目指しています」

「頑張ってください!」

「頑張ります(そのエールで見送られるのはどうだろう・・・?)!」

というような会話の内容だったかと。

そして、確か4時頃だったと記憶してますが、目標だった駅に到着。もはやこれ以上は歩けず、あとは始発を待つのみとなりました。いつもであればここで、

「ちょっとは痩せたかな?」とか、

「ベンチで缶コーヒーでも飲んで休憩するか」とか、

「むしろベンチで仮眠するか!」とか、

夜ピクの労を労うのですが、

クソ寒い!

群馬は「かかあ天下」と「からっ風」と言われておりますが(あとは、県庁が「竪穴式住居」とか、おい!それは言い過ぎだ。遠くから見ると「牛乳パック」に見える位だ。)、冬のからっ風は本当にヤバイのです。

ヤバさのレベルを少し表現すると、

「風のせいで、学校の校庭から砂が消える」

「風にのった砂が、散弾銃のように体にあたり、当時は男は短パン、女はハーフパンツ!というスパルタだったため、露出した肌に当たってめっちゃ痛い」

「テニスでロブ(山なりの軌道での相手コートへの返球)をすると、相手のコートで大きくバウンドした球が、勝手に自分のコートに返ってくる!通称、リアル白鯨」

「自転車通学は、向かい風のため往路45分、追い風となる復路は、自転車を漕がずとも前にすすみ、20分」

「むしろ、風が強すぎで自転車をこぐことがだるくなり、学校を休む」

「風でトタン屋根が吹き飛び、消防団が出動」

「風のせいで家が揺れる」

「人力ではビクともしない大きなものが勝手に動くため、震災のためではなく、風のためにがっちり紐で固定」

などなど。

恐ろしいのは、これが全て私の実体験や、周りで起こった出来事ということ。

もし皆さんの周りに群馬県民がいたら聞いてみてください。「群馬の冬の風はヤバイの?」と。

恐らく、興奮気味で独自のオリジナルエピソード、通称「群馬県民の滑らない話」を披露してくれるでしょう。

話をもどしましょう。

クソ寒いのです。

はっきり言って、凍死するレベル。

幸い駅構内のため、風が直接体温を奪うことはないももの、それでも完全防風ではないため、風はあります。

缶コーヒーを買ってベンチに座り仮眠を取ろうとしても、生命の危機を感じて仮眠どころじゃない。

「動かないと、死ぬ・・・」

その結論に達するのは早かったものの、これ以上先の駅を目指すには時間と体力のリスクがあり不可能。

どうする!どうするよ!!お陀仏か??

結局、苦肉の索として選んだのは、駅の改札の前でひたすら円を描くように歩くこと。

半径5mほどの円を。主人の帰りを待つ犬のように。獲物を狙う鷹のように。ただただ、ひたすらに、小刻みな歩調で円を描く。

もし誰かに見つかったら、一発通報か、怖くて近寄れない奇行だったと思いますが、幸い寒さも手伝ってか、誰にも見つかることはありませんでした。

そして、もはや何周目か分からず意識が朦朧としたころ、ついに改札のシャッターがOPEN。

最早、登り電車であろうが、下り電車であろうが、乗ります。

来た、電車が来た!

逆方向のな!

結局その日は、あまりの寒さに耐えきれず、本来進むべき方向とは逆方向の電車にのり、何時間もかけて歩いた道を20分もかからず逆走し、懐かしむべく降りた駅をさらに過ぎ、大きめの駅で本来向かうべき電車に乗ったのでした。

学んだ教訓は、

「駅名をよく見て降りろ」ということと、「冬場は死ぬぞ!」ということ。

ただこれ、どうしようもないんですよね。流石に最近はそこまでヤバイことはないですが、それでも最寄駅に着いたと錯覚して降りそうになること数度。

あとはあれか。飲みすぎないこと。

皆さんも気をつけましょう!

と言いつつ、めちゃくちゃローカルな話になりますが、

先日、間違えずに高崎線に乗ったものの、あれ、たまに高崎を突き抜けて両毛線のテリトリーの前橋まで行くじゃないですか?

行きましたよね。前橋。

その時も酔っ払っていて降りた時はどの駅?と思ったのですが、記憶を辿ると覚えのある駅。

思わず「前橋じゃねぇか!」と声に出してしまいましたよ。懐かしくて。

ぱっと見ですが、全然変わってなかったですね。

その時は歩いて帰るわけにもいかず、財布には痛いもののタクシーで帰りました。

「お願いしまーす。」

「どちらまで行きましょう」

「●●●(町の名前)まで。」

「●●●ですか!?」

「はい。分かります??」

「わかりまーす☆」

普段前橋から乗るお客さんがどこまで行くのかは知りませんが、運転手の方、明らかにテンションが高くなりましたよね。町の名前を聞いた瞬間。

そんな話でした!

まとめと報告

って、これここまで書いたの2019年3月だよ。1年前だよ(笑)

むしろ、久しぶりに管理画面をあけたら、設定が変わりすぎててどうかいたら良いのかが全然わからん!!

リハビリには相当時間がかかりそうですな。

あと、なんでも良いけど、タグ「study」に固定されるんだけど、なんで?

だれか解決方法しってたら教えてください。。。

※クイック編集から設定したらなんとかなった・・・良かった。。。


 - ふと書きたかったこと