90cm水槽をメンテナンスします!
アクアリウムをやっていない方にアクアリムの話をした際、高確率で「水槽って手間かかってしょうがないでしょ?」というカウンタートークをいただきます。はい。鉄板の返しですね(笑)
これまた鉄板の回答をしますと。確かに手間はかかります。ただし、大規模メンテでない限り、1週間に30分程度の時間しかかかりません(毎日の餌やりを除く)。
趣味の世界において、1週間のうち30分を手間とするかどうかは人によりますが、私はさほど手間と思いません。水替えも、毎回全部替えるわけではありませんし(アクアリウム用語で換水と言います)、我が家の場合は、1/3弱の換水ですね。
慣れてしまえば、完全にルーチンなので、今ではあれこれ考える事無く出来るようになりました。要は習慣化したってことですかね。ちなみに、我が家のメンテナンス(掃除)手順は以下の通り。
水槽メンテナンス手順~我が家の場合~
1.プロホースを使って低床のごみを取り除きつつ水を抜く(1/3程度)
2.メラミンスポンジを使ってガラス面の清掃
3.塩素抜きした水を足して完了
どうです?僅か3ステップですよ(笑)
1.プロホースを使って低床のごみを取り除きつつ水を抜く
水槽の大きさにもよりますが、我が家では、市販のプロホースを使って水を抜いています。プロホースはこちら
見た目がカッコイイでしょ(笑)これで、低床にたまったごみを水を抜きつつ掃除します。もちろん、化粧砂(白い部分)だけですよ。アマゾニアを吸いこんだら大惨事になります。
プロホース使用の図。お目汚し大変失礼いたします。絶妙な距離を保ちつつ、砂の清掃と、ごみの吸引を行います。砂は重いので吸い込まれず、ごみだけがバケツに排水されるという構造ですね!
立ち上げ時に化粧砂を敷いて、3ヶ月ちょい。そろそろ毎週のメンテでも化粧砂をきれいな状態に戻すことが難しくなってきました。近日中に、一度この砂を吸い出してきれいにする必要がありますね。
2.メラミンスポンジを使って、ガラス面の清掃
水が大体抜けたら、ガラス面の清掃です。最近の我が家では、もっぱらメラミンスポンジを使ってガラス面についたコケを取り除いています。
これでガラス面をこすると、目に見えているコケの他、肉眼ではコケのなさそうな所も汚れているものです。
時間が無い時や目に見えるコケが少ない時は、このステップを省略する事もあります。
また、ADAからは、剃刀を先端に設置したコケ取り器具のプロレイザーという機材が発売されており私も1本持っていますが、最近はもっぱらメラミンスポンジでの清掃がメイン。
理由は、結局プロレイザーはそぎ落としたコケが水槽内に留まるので、別途水を抜きつつ回収する必要がありますが、メラミンスポンジであればある程度スポンジに汚れをストックできるので、この方が総合的にいいかなぁと。
と、ここまで書きましたが、プロレイザーでコケをそぎ落とすのってすっごく気持ちいいんですよ。我が家の水槽でも、手が届きづらいところが雑になってしまっているので、プロレイザー使ってみますかね。
プロレイザー・・・どこにしまったっけ??
尚、メラミンスポンジでガラス面をこするとごみが舞い上がるので、ガラス面のメンテナンス後もうバケツ1杯程度、水を抜きつつ舞い上がったごみを吸い取ります。
この分を合わせて、1回のメンテで換水する量は全体の1/3くらいですね。
3.塩素抜きした水を足して完了
ここまでで、大変な作業はあらかた終了。あとは、排水した分と自然蒸発した分の水を足してメンテナンスは終了です。
当り前の事かもしれませんが、足す水は必ず塩素抜きした水を足して下さいね。
1日汲み置いた水を使うか、ハイポに代表される脱塩素剤等を使って、塩素抜きをしましょう。ADA大好きな私は、何と言われようとも同社から出ている「be-Fine」を使っています。すみません。。。
また、水温も注意して下さい。できれば水温計を用いて水槽内の水温と同じ温度にして注いでくださいね。私?やってますよ。指先センサーで(笑)。
でも正直笑い事では無く、10年以上前に小さいプラケースでベタを飼育していた時、メンテナンスの際に「少し温度が高いかな~でもまぁいいか!」という非常に安易でバカ野郎な考えで、プラケースに水を足したところ、一瞬でベタが死んでしまいました(本当に可哀そうなことをしたと、今も当時の夢をみます・・・)。
情報ソースは失念しましたが、魚にとって水温の1℃の変化は、人間で言うところの5℃に相当するという記事を読み衝撃を受けました。以降は気を使っています。
今でこそ、大体の温度が肌でも分かるようになりましたが、怪しい時は水温を確かめます。また、大型水槽は多少、低い/高い水温の水を足しても影響は少ないですが、小型水槽は特に注意が必要。
よく、小型水槽の方が管理が大変という話がありますが、換水一つとっても、1つの失敗が命取りな状況・・・確かに大変ですね。
加えて、文字ばっかりで大変申し訳ございませんが、一気に水をドバドバ入れても急激な水温変化や、ゴミの舞い上がりを招きますので、バケツから直接注ぐときは、手をクッションにしてゆっくり注ぐようにして下さい。
え?我が家??面倒だし、失敗して水浸しというリスクもあるので、これを使っていますよ!
コック付のバケツ!コックが付いているので、注水する水の量がコントロールできるし非常に便利。
また、これを水槽の角に置いて注水するのですが、倒れるんじゃないかと心配しているあなた!安心して下さい!大丈夫ですよ!!
こんな感じで、底にミゾがありますから!ナイスで安心な設計ですね。このミゾに何度救われた事やら・・・
2021年01月追記
このバケツは本当に便利だから!感動する!
メンテナンスは以上となります。
その他、必要に応じて、水草のトリミングを行ったりします。トリミングの事も書こうかと思ったのですが、本日はこれくらいでまたの機会に。。。
分かりずらいですが、この写真にも好奇心旺盛のエンゼルが隠れています。わかりますか??
正解は、映り込んだ照明の中です。胸ヒレが隠れてないですね。うい奴め。かわいいのぅ。