見た映画「聲の形」
みなさんこんにちは。
そんなこんなで(どんなそんな?)先日、映画「聲の形」を見てきました。
ここ最近は映画館に行くのにハマっているみたいですね。
ちなみに、聲の形は事前知識なし。はてさて・・・
そして感想
京アニ!
いきなり本筋では無い感想で、まことすんません。
聲の形の制作は、これまで数々の名作を世に生み出して京アニが担当しています。
そして監督は、けいおんもご担当されていた山田尚子さん。
これはもう期待大です。
本筋からそれて更にそれますと、山田尚子さんは同年代(笑)
同年代の方のご活躍は非常にうれしい反面、どうしても自分と比べてしまう卑しい所もあり・・・やめましょう。この話は。。。
ええい、自分は自分の立っている所で、もがきながらそれでも前に進むんじゃい(から元気)
んで、映画の感想はこの後書きますが、映画の節々で京アニの、山田監督の「らしさ」があふれていて、思わず「ふふっ」と笑ってしまうシーンが幾つもありました。走り方とか、細かい仕草とか、ね。
んで、本編
もーね。なんかね。
本筋には触れずに感想を書けば、うん。感動とか、そういうのでは無かった(完全に私見、もちろん感動シーンもある)!
重要なキーワードでもある「いじめ」について、思うことがありすぎてなんかもう、色々な事が頭の中でグルグルぐるぐる回っていました。
皆さん、小学校の時、別に小学校の時でなくてもいいですが「いじめ」ってありました?
私のクラス?学年??は、正直ありました。
幸い自分がいじめられる対象ではなかったですが、それでも時には、上級生から目の敵にされることもありましたし、そういった意味ではいじめられる側の時もあったってことですかね。
また、自分はいじめる側であったか?と言われれば「NO」と濁しながら言える。そんな程度です。
いじめられている人を助けなければそれは「いじめをしているの」と変わらない。
では本当に、いじめられている人に対して何もしなかったのか?
はたまた、いじめをしているという自覚がなかっただけではないのか?
はい、書いていて完全に胸糞が悪い話です。
ここでは、いじめについてや、自分の過去を語る事が目的では無いのでこれくらいにしますが、聲の形、少なくとも私の場合、心の奥底に沈めた箱がぱっかりと開き、終始ぐるぐるグルグル、色々な事を考えいた映画になりました。
では結局、見てよかったのか?と聞かれれば、当たり前です。
1,000%、見てよかったと言えます。
描かれていた「いじめ」はある面エグく、多くの登場人物に傷を残していますし、物語の最後の最後でも全てが解決した訳では無いと思っています。そして、救いようの無い事もあります。
ただ、現実なんて「そんなもの」と言ってしまえばそれまでですし、全てが丸く納まって大団円なんて事も無いでしょう。
また、劇中のある場面を見ている時「いつも一緒にいる人と本当に仲が良いのか、全てを理解しあっているのか、その人の全てが好きなのか?」と小学校、中学校、高校、大学、社会人になった頃、そして現在の自分自身に語りかけた事がありましたが、嘘無く、やましい気持ち無く「Yes」という事は全然できなくて、息苦しくなる事もありました。
見る人によって色々な感想があると思いますが、私としては「見てよかった、本当によかった、でも、見ると自分の半分と少し位が満足する反面、自分の半分と少し欠けた位が答えの無いヘコミ方をする。そんな映画でした。
また、主人公のお母さんと、ヒロインのお母さん、そしてヒロインの妹の性分が非常に好きで、場面場面の彼女達が抱いている気持ちを慮ると、胸が苦しくなりました。
まとめ
先日「君の名は。」についても書きましたが、聲の形も非常に良かったです。
また、この作品は山田尚子さんが監督をされた事も良かったと思いました。
老若男女の「女性」の描写の一挙手一投足が非常に丁寧で(単に絵がきれいという事では無い)、この映画の監督としてはぴったりでした。
原作がある作品ですが、それを映画にまとめ上げるのは非常に難しかったのだと思います。大変お疲れ様でした。また、良い作品を描いていただきありがとうございました。
尚、帰路につくなり最寄りの本屋に寄り、聲の形の第1巻を握りしめてレジに並んだ事は秘密です。
あとどうでもいいけど、最後のスタッフロールで自分と同じ名前の人がいてびっくりした(笑)