本のレビュー

掟上今日子の婚姻届を読んで~忘却探偵シリーズ/西尾維新~


忘却探偵シリーズしってます?

本のレビューその2もラノベで大変恐縮です。

まず、忘却探偵シリーズについてお話する前に、著者の西尾維新さんについてご存知でしょうか?

○○シリーズといったシリーズものを多数執筆されている方。かなり筆が早く、デビューしてからものすごい勢いで本が発刊されています。またアニメやテレビドラマになった作品も多く、この忘却探偵シリーズもドラマ化されたましたね。

私事で大変申し訳ございませんが、全くテレビを見ません。見るのは、日曜日にやっている「魔法使いプリキュア」を子供が見ている横で朝ご飯をいただきながら見るくらいでしょうか。

魔法使いプリキュアと言えばやはりと申しますか、スマホの妖精のはーちゃんが3人目のプリキュアでしたね。HPを見ていてビックリし、まぁそうだよなぁと思う反面。テレビの進捗上で知りたかったと、情報社会の怖さに震えました。私の記事で知ってしまった方、すぐに公式HPを見に行きましょう!公式HPのTOPにネタバレしているのに、悪意を感じるんじゃこら!また、絶対ドクロクシー様は、校長先生だと思っていたのですが、宛が外れたのでがっかりしております。

話があらぬ方向に逸れたので、軌道修正を。

西尾維新さんの代表作としては、やはり長期にわたりアニメ・映画化されている物語シリーズでしょうか。代表作は「化物語」ですね。これも最新巻まで読破しておりますが、まだまだ続きそうですね。もう終わってもいい。

そして今回の忘却探偵シリーズ、掟上今日子の婚姻届は、忘却探偵シリーズの6作目になります。

 

いきなり6作目の話をしても仕方がないので、忘却探偵シリーズのお話をすると、要は記憶が1日しか持たず、睡眠を挟むと就寝前の記憶を一切無くしてしまう忘却探偵の掟上今日子さんが、ユニークな依頼人から舞い込む依頼を解決していく。という物語です。

 

忘却探偵シリーズは買いか?

結論から言えば、最初の1冊目である「掟上今日子の備忘録」は買いです。ぜひ試していただきたい。

ただ、その後の既刊を購入するかについては、1冊目が面白く、かつ登場するキャラクターが好きという場合に購入しましょう。現在の記事執筆時点では、今日子さんの記憶はなぜ1日しかもたないのか?など、核心に触れる事はありません。おそらくこの先も無いかもしれませんね。

第1巻が買いの反面・・・

西尾維新さんの本の特徴かもしれませんが、執筆が速い事で、どうも各刊にばらつきがある感が否めず、この忘却探偵シリーズもその流れを持っている気がしています。

この点、もし何かの媒体で西尾維新さんご本人、または出版社の見解があったら申し訳ないのですが、各シリーズとても面白いコンテンツなので、シリーズ内での各巻の質のばらつき修正をしていただきたいなぁとものすごく感じております。

要は、きちんとした推敲と、構成がしっかりしている巻は非常に面白く、次巻への期待が膨らむのですが、取って付けたような構成の時がある気がしてならず、だんだん失速していきます。

物語シリーズでも、最初の5巻くらいまでは結構良かったのですが、その後は伏線回収巻もあるのですが、だらだらと進むことも多く、正直つらい時期がありまして、一時読むのを止めました。その後、一旦の区切りが付く巻(実際の最終巻)が発売されるまで期間をあけた後、一気に読破した記憶があります。

この点、出版社が本の回転率を上げるために行っている施策としたら、早急に止めていただきたいところです。

 

結局のところ、掟上今日子の婚姻届は面白かったのか?

結論から言うと、この巻全体を通じてはハズレ巻。ただ、置手紙今日子という人物のキャラが立っているため、彼女の面白い一面があったので、この点は良かったです。


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