荒船山登山で学んだこと。山は自己責任。
2021/01/11
山は自己責任という事を教えてもらった事
以下、少し暗い話なので、前回の荒船山登山の記事を見た方、そしてこの記事から見た方、いろいろな方がいらっしゃると思いますが、登山の気持ち良い記事が読みたい方は先を読まないでください。
荒船山の艫岩で過ごし、下山しようかと思った矢先、遠くからヘリの音が。事態が全く把握できない中で撮った写真は以下の通りです。なんだか知らんがヘリが来たな。と。
山は常に自己責任!それを学びました。
天気が快晴になり、艫岩で景色を堪能していると、突然彼方からヘリコプターが近づいてきて、そして、艫岩の近くでホバリング。そして、艫岩に地元の消防の方が集まってきました。
お話を聞いたところ、荒船山に登るとご家族に伝え、荒船山に向かった方の家族より数日前に捜索願が出されており、結果、艫岩の下で見つかったとのこと。どうも艫岩より滑落したようです。
近年の登山ブームも手伝い、登山が身近になった反面事故も増えており、今回のケースでも初老の方が一人で登っていたそうです。
また艫岩の様な断崖絶壁は、その様子を写真に収めようとカメラのレンズ越しに絶壁を覗き込み写真を撮るのですが、レンズから顔を離したときに肉眼で断崖絶壁を初めて見た際、あまりの高さに目がくらみ、滑落してしまう事があるという事でした。
また、この荒船山は、クレヨンしんちゃんの作者である臼井儀人さんが滑落して亡くなった山でもあります(艫岩の断崖絶壁ではなく別の場所とも聞きます)。
このような断崖絶壁には、柵を設けるという話も出たそうですが、「景観を損ねる」という意見や、結局は断崖絶壁を覗き込む人は出てしまう。とのこと。そうです。結局は自己責任。
登山を始め、初めての山で「自己責任」という言葉を聞けたこと。今後も忘れることなく山に登りたいと思います。
2020年01月追記
ブログを読み返してみて、この初登山の経験がその後に生きているのだと思いました。
しっかりとした準備が必要。そして自己責任。これを強く認識しました。
もちろん、当時の装備を思い出せば全くダメです。しかし当時は当時で予算の都合もあり。最大限の準備はしたつもり。。。
このあたりのバランスは非常に難しいのですが、初心忘るべからず。
これからも気を付けて、楽しく登山したいと思います。
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