【Study】計量経済の入門書で1番良かったもの

      2019/03/13


まじめな話になりますが!

みなさんこんにちは!

今日の記事は、おそらくほとんどの方が興味ないと思います。

ここ1年、実は「計量経済学」の勉強をしております。

もう少し言うと、勉強していたのは計量経済学だけではないですが、冗談抜きで経済学全般の本を100冊ほど買いましたので、その話がしたい!

です。

 

真理!

(私立を除く)中学卒業後はだいたい自分のレベルと同じ人が集まる高校へ行き、そのまま大学に進学します。

ただ、社会人になるとそれがシャッフルされ、結果、目の前で今の今までビールをガブガブ飲んで、下らない冗談を言い合っていた人が、実は「超すごい人☆」だったりすることが、残念ながらままあります(笑)

ですので、例えば、計量経済系の本で、彼・彼女がオススメされる本を買っても、「超すごい人!」が薦める本なのでレベルの高い本く、泣きながらその本を途中で閉じ(しかも、学術書って、めちゃくちゃ高い!)、レベルの一つ下の本を買う。ということを繰り返す結果になるんです。

これ、真理ね。

お察しの通り、そんな良い頭ではないので、残念ながら一歩下がったところで太刀打ちできないことがままあり、「1歩進んで2歩下がる〜♪」という自虐の歌を歌い、自らを鼓舞するのでした。

何コレつらい(笑)

ぶっちゃけ、最終的に「マンガでわかる●●●」シリーズに落ち着いたりしていました。あれいいですよ。オススメ!

ちなみに「結局最後はマンガシリーズに落ち着いた」という話を、年下ですが博士課程の先輩(すごく優しい)に打ち明けたところ、

「大丈夫です!アメリカの某超有名大学(私が見たわけでは無いので割愛)でも、そのシリーズは売ってます!」

と、いう励まし?を受け、

「じゃー仕方ないな!o(`・ω´・+o) ドヤ」

と、元気になったのですが、今思えば彼なりの気遣いだったのかも知れません(号泣)。

本題です。

計量経済学ってさ、何がやりたいか?と言えば、データ分析ですよ。

最近の流行りの言葉で言えば、BIG DATA分析。

しかし、BIG DATAだろうが何だろうが、データ分析は結局、

① データの構造を理解して

② 適切な目的とそれを証明する仮説を立てて

③ 適切な分析手法を選択して

④ 分析して

⑤ 結果をもとに、仮説の検証を行い、結論を出す

という流れは変わらないわけです。

よって、あとは分析を行う前提として、統計や適切な分析手法を選択できる全般的な知識が必要になります。

勉強してきて思ったのは、キチンと高校レベルの数学を勉強してきて(キチンと理解しているという意味で)、行列やその上の大学数学の初級レベルが理解できている方は、上に書いた「超すごい人」が薦める参考書から始めても全然大丈夫だと思います。

ただ、私のようにガチガチの文系で、大学が経済学部だったために統計はかじりましたが、当時は「わけがわからん・・・」という程度でしたので、完全にお手上げ状態からのスタート。

まずは高校数学の復習から始めたんのですが、それと同時にガッツリ数式で説明される参考書は本当にとっつき辛かったです。

ですので、先程お話したような自分に適切な教科書を探す旅に出るのですが、本当に路銀(お金)の制約をバシバシ受ける厳しい旅でした(涙)。

その旅路の中で出会った良書が「実証分析のための計量経済学」

特にお気に入りが、計量経済学の分析手法を実際のデータ分析の結果と、その結果の見方を含めて解説があるところです。

実証分析のための計量経済学

参考までに目次!!

第I部 計量経済学の基本事項と推定結果の実践的な理解 
第1章 計量経済学とは何か
第2章 計量経済分析のエッセンス1
第3章 計量経済分析のエッセンス2
第4章 計量経済学を用いた実証分析の具体例

第II部 最小二乗法から最尤法・非線形モデルへの発展
第5章 最小二乗法の仕組みと適用条件
第6章 加重最小二乗法と一般化最小二乗法
第7章 プロビットモデルと最尤法
第8章 順序ロジットモデルと多項ロジットモデル
第9章 トービットモデルとヘーキットモデル
第10章 非線形モデルの実証分析の具体例

第III部 因果関係の特定とミクロ計量経済分析の応用
第11章 操作変数を用いた因果関係の特定
第12章 パネル分析と固定効果モデル
第13章 効果・影響の測定
第14章 サバイバル分析
第15章 パネルデータを活用した実証分析の具体例

なんだか小難しいことが書いてありますが、一つ一つを紐解いてみてみると、

第1部は、計量経済学に関する全般的なことが記載されている「導入」部分です。ゲームのチュートリアルみたいなもんですね。

第2部から、本格的な分析手法をの話になるんですが、全ての分析の基礎となる最小二乗法(OLS)から始まり、プロビット、ロジット。打ち切りや選択バイアスがかかっているデータ分析の王道、トービット、ヘックマン 。

第3部は、もはやバシッと決まれば芸術と私は思っている、因果推論の王道である操作変数法。そして、本書ではカップルの別れを例にとって説明するサバイバル分析。さらに経年データが揃っていればみんなHappy!パネルデータ分析で締める。

以上、フルコースだったら「勘弁してくれ」と思うけど、計量経済の本だからこそなし得る満腹のラインナップ!

もちろん「統計の知識をしっかり学ぶ」という観点では、当然この教科書だけでは足りないです。

ただ最近は、

例えば上司がそれっぽいベンダーにそそのかされて参加したセミナーに触発され、実際はどんな苦労があるのかも分からず「ウチもBIG DATA分析しなきゃ(*゚∀゚*)ムハー!」と、クソみたいな指示を受けている人もいるでしょう。

私のように無駄に金を浪費する本探しの旅に出て欲しくない。そう思います。

もし仮にこの本でダメでも、自分の知識を認識する基準点となる本になりますので、簡単だと感じたらもっと難しい本が腐るほどある。難しいと感じたら、その難しいと感じた部分を優しく扱っている本を買えばよいのです!

なんだか分かったような気になる、小説+統計が合体した本なんぞ買う必要はない。ほぼ意味ない!私は買った!!ストーリーは少し面白かったので、あれは小説を買ったのだ!と記憶を書き換えています。

以上でございます。

 

また、せっかくの本紹介の流れなので「これは良書だなぁ」と思った本を最後に2冊紹介させていただきます。

よく売れているのでご存知の方も多いと思います。

一つ目は、イェール大学の伊神先生が書いた「イノベーターのジレンマ」

イノベーションの謎に迫る良書です。お勧め!

もう1冊が、神取先生の「ミクロ経済学の力」。

今の経済学部の子は教授が指定する教科書は嫌々ながら購入し、結局はこっちを買う。という選択をしているのではないでしょうか?

自分もこの教科書が学部生の頃に出ていれば、苦労の量が減っており、何より、楽しくミクロ経済学を学べたのではないかと思います。

この教科書は読み物としても面白いので、少し大きいですが、通勤のお供にもおススメです。馴染まなくても、良い睡眠導入剤になります(笑)

後に一言。

教科書探しの旅で出合った本、その中で、残念ながら本棚の肥やしになりそうな本、誰か買い取ってくれないかなぁ。


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