いよいよ算数のアプリのご紹介
前回は「数字と英語」で、前々回は「ひらがな・カタカナ」のアプリを紹介しました。
今回ははいよいよ本命ともいえる算数です!ただし始めに言っておくことがあります。
ダウンロードは無料、アップグレード版は2年間の利用が可能で7,400円です!
有料アプリなので、これを高いか安いかというお話はあるかと思いますが、私の場合以下の理由からアップグレード版を購入する事にしました。
ちなみに、こちらがそのアプリです!
アプリ購入に踏み切った理由はこちら!
1.無料版を遊んでみて、子供の反応がすこぶる良かった事
2.一つ一つの問題の区切りが短く、その都度達成感を味わえる事
3.マトリクスやパターンなど、物事を考える上で重要な要素を鍛えるプログラムがあった
4.小学校低学年までの内容が入っている事
5.アカウント切り替えで姉妹で使える事
1.無料版を遊んでみて、子供の反応がすこぶる良かった事
2.一つ一つの問題の区切りが短く、その都度達成感を味わえる事
これまで無料・有料のアプリをいくつか試してみましたが、子供に【ウケる/ウケない】の差が激しく、かと言ってその理由がいまいち明確ではありませんでした。ですので、今回もはじめは無料版を試してからの購入です。
今回、子供にウケた理由としては、キャラクターが可愛く親しみやすかった事もありますが、一つのカリキュラムの問題数が多くても10問程度ですので、短時間で「よくできました!」という成果を得る事ができます。この達成感の演出がすごく上手いアプリだと思いました。
人の集中力は多くても15分程度しか持たない事は有名で、如何に集中している時間に質の高い学びを達成するかという点は重要ですが、併せて、勉強においては如何にして学びに対する達成感を得るのか、という事も非常に重要な事となります。
皆さんも学生の頃に得意科目・不得意科目があったと思いますが、不得意科目の勉強時間に対し、得意科目の勉強時間の方が長く集中して取り組めるたという経験はないでしょうか。
これはある面当り前の事象で、得意科目は、
問題に取り組む → 問題が解ける → 達成感を味わう → 快楽
という流れが短時間のうちに繰り返される事で、脳内の快楽物質が分泌され一種の悦状態となります。いわゆる快楽依存の状態。悪く言えば麻薬の様な感じでしょうか。よって脳は本能として、快楽を得ようと意欲的に得意科目の勉強を欲し、苦無く勉強する事ができます。
不得意科目についてはこの逆ですね。
問題に取り組む → 問題が解けない → 達成感が得られない → 不快
この様な状態では、脳は不快と感じ、本能として不得意科目の勉強を遠ざけようとします。
言ってみれば当り前の事ですし、非常に納得感があるのではないでしょうか。この点、トドさんすうは簡単な問題からいきなり難しい問題に行くことなく、繰り返しの勉強ができる他、適度な問題数のため説く喜びをたくさん味わう事ができます。
文章ばかりですとつまらないので、実際の学習画面をご覧ください。
数字なぞりの様な基本的な学習から、
数字を概念として理解する学習など、非常によく考えられて作られていますね。こういった問題がものすごく考えられて配置されています。
また、足し算、引き算も、計算式とアニメーションでうまく概念を合わせて説明しているため、ビックリしましたが1週間かからずに、我が家ではお姉ちゃんが引き算の概念を理解してくれました!ビックリ!!
例えば、6+2 の計算式。可愛い手が6枚のクッキーを並べたあとに・・・
色の違うクッキーを2枚並べてくれる事で「+(たす)は2枚追加する事」という事をきちんと理解できます。
また、画像ではわかりませんが、並べる際に「ろく」「たす」「に」とちゃんと適切なタイミングで読み上げてくれるのもGOODです!
※黒いクッキーがとってもオレ○っぽい(笑)今気が付きました
3.マトリクスやパターンなど、物事を考える上で重要な要素を鍛えるプログラムがあった事
もうひとつ、このアプリをおススメしたい理由があります。それはマトリクスやパターンなど、物事をグルーピングしたり順序・パターンを推理する様な学習ができる事です。
実際の画面がこちら、
このカリキュラム、最初は戸惑いますが、子供の順応力・理解力は本当に素晴らしく、理解して遊べるようになるまでさほど時間はかかりませんでした。
上記の様なプログラムは、一見関係のない物・事象に対し、仮説を立てて推理しそれを検証する事で関連性を発見する力を養う事ができます。実は数学に限らず、国語、理科、社会(特に歴史系でしょうか)など、一般的に勉強と呼べる様な事は、この「仮説を立ててそれを検証する」という力が非常に重要です!Aさんはこう思ってるのではないか(国語)、Aという仮説を立ててそれを実験により照明してみよう(理科)、なぜ、Aは天皇を退いてBに天皇の位を譲ったのか?理由があるのでは?(社会・歴史)。いかがでしょう。
もう少し踏み込んでいえば、社会に出た時にその真価を発揮します。高いITリテラシーが通常の業務でも求められる時代になっていますが、数学のものの考え方はITとの親和性が高いことは言うまでもありません(excelの関数を活用した業務の効率化なども良い例かもしれません)。
また、システム的な事に限らず、会議等の様なコミュニケーションスキルを発揮しなければならない場においても、この力は発揮できます。
例えば会議の席に於いて、議事進行に合わせて「Aさんは○○の様に考えているはず、なので自分は●●という発言をすれば良い方向に物事が進みそうだ」と、参加者の立場役職を踏まえての発言ができれば、きっと優秀な人間として重宝される事でしょう。
仕事は大きな事から小さなことまで、優先順位や効率を考えて取り組まなければならず、それは自分で考えて判断するという作業の連続です。その中で重要なのは結局のところ、やらなければならない物事と、自分、そして会社というそれぞれのタスクや立場、置かれている状況を理解し、自ら考えそれを実行するという作業です。その判断材料として、先に記載させていただいたような考え方を持って物事を考え、判断することが出来るという事は非常に重要です。
言葉にすると簡単ですが、意外にこれが出来ない人が多い。みなさんの周りにも、いきなり素っ頓狂な発言をする人や、物事の優先順位が理解できない人、考える事を止めてしまっている人が少なからずいらっしゃると思います。
その方が文系だとか、数学が苦手・・・とか言うつもりは毛頭ございませんが、その様にならないための手段として、小さい頃から物事の考え方の基礎を養っていく事は、決して無駄ではないと考えています。
4.小学校低学年までの内容が入っている事
少し理屈っぽくなってしまったので、話題を戻したいと思いますが、このアプリは小学校低学年まで使用可です。要は掛け算・筆算までです(先述で紹介したプランでは、2年に1度の課金となりますが)。どこまで飽きずにやれるかという問題はありますが、例え2年で飽きたとしても、さわりの部分だけでも幼稚園でやっていれば意外にいざ学習の本番となった際に、記憶に残っているかもしれませんね(笑)
参考までに、以下、掛け算のマトリクスのプログラムです。
掛け算の式だけ並んでいるものよりも楽しそうだし、合わせて倍数の理解も理解出来るのが素晴らしいと思います。
5.アカウント切り替えで姉妹で使える事
言いたい事はほぼすべて言ったので、最後はおまけです。
TOP画面でユーザーアカウントを複数登録する事ができます。
よって、1回規定のライセンスフィーを払えば、同じIDで兄弟・姉妹で使用できるんですね。
我が家ではiPadの取り合いになっています(もう一台買い増そうかと思うほど・・・う~ん・・・・)
まとめ
駆け足(でも文字たっぷり)で紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。重ね重ね有料アプリとしては少しお高いアプリとは思いますが、塾に通ったと思い、年割・月割・日割で計算すれば、決して高い金額では無いと思います。
何を隠そう、私もこれを購入する際に2回飲み会を断りました(笑)そのくらいの投資で買えます。
色々書かせていただきましたが、よろしければご参考下さい!
本日は以上です!